ゲーム好きの血が騒ぐ発表がありました。「ファイナルファンタジー レゾナンス」、10月22日発売です。シリーズ初の「HD-2D」——昔ながらのドット絵を、最新の光や奥行きの表現で磨き上げたグラフィックで、ターン制のコマンドバトルにジョブシステム。歴代FFの主人公たちと共鳴して戦えるそうで、一章分の体験版がもう配信されています(製品版にセーブデータを引き継げるとのこと。親切!)。

黒板に書いたとおり、僕が惹かれたのはドットの感じです。そして仕事柄、こう思いました。この「ドットのまま進化する」という刷新のやり方、ITの現場の正解と同じだと。
「古い=全部捨てる」ではない
HD-2Dがうまいのは、ドット絵を「古いもの」として捨てなかったことです。ドット絵には、何十年分の愛着と、想像力をかき立てる良さという資産がある。だから見た目の資産は残して、それを支える技術——光の表現、奥行き、演出——だけを最新にした。懐かしいのに新しい、が成立しているわけです。
会社のシステムの刷新も、実は同じ考え方がうまくいきます。古いシステムの作り直しのご相談を受けるとき、僕たちが最初にやるのは「全部捨てる前提を疑う」ことです。
- 残すべき“ドット絵”——長年の業務に合わせて磨かれた入力の流れ、現場が体で覚えている画面の並び、蓄積されたデータ。これは資産です
- 差し替えるべき“エンジン”——サポートの切れた古い基盤、特定のパソコンでしか動かない仕組み、属人化した中身。ここは最新にする
見た目と使い勝手は懐かしいまま、中身は安全で速い。そんな刷新ができると、現場の「新しいシステム、覚えるのが大変」という抵抗がぐっと小さくなります。愛着は、敵ではなく設計材料なんです。
ちなみにレトロゲームの話はスーファミのサッカーゲームの記事でも書きましたが、古いものの良さを語り出すと止まらない性分です。発売日は10月22日——仕事の段取り、今から整えておきます(≧∀≦)