これから従業員数は、どんどん少なくなる。だから「人数が減っても、できることが減らない会社」を作る

今日の黒板は、見通しの話です。これから、会社の従業員数はどんどん少なくなっていきます。日本全体で働ける世代の人口が減り続けている以上、これは景気の波でも、採用の頑張り不足でもなく、前提条件の変化です。10年後、今と同じ人数で回っている中小企業の方が少数派になる——そう考えておくほうが自然だと思っています。

縮むのではなく、「密度」を上げる

「人が減る=会社が縮む」と聞こえるかもしれませんが、僕の考えは逆です。人数が減っても、できることが減らない会社は作れます。鍵は、1人あたりの「装備」を厚くすること。

  • ① 1人に「デジタル社員」を付ける——転記・集計・定型連絡はAIと自動化に任せ、人は人にしかできない仕事に集中する。機械と人の仕分けは、少人数経営の土台です
  • ② 仕事を「人」ではなく「仕組み」に載せる——判断基準の明文化、見える化、報告が自然に集まる形。人が入れ替わっても会社の背骨が残る状態にします
  • ③ 全部を自前で持たない——経理、IT、デザイン…専門分野は外のパートナーと組む。「正社員で雇えないからできない」を「外と組むからできる」に変える

この3つが揃った会社は、5人でかつての10人分が回ります。そして面白いことに、少人数で回る会社ほど、1人あたりの給料を上げやすい。人数を競う時代から、密度を競う時代へ——発想の切り替えどころです。

「減ってから」では間に合わない

この企業づくりで一番大事なのはタイミングです。人手不足倒産の記事で書いたとおり、人がいなくなってから仕組みを作るのは、嵐の中で屋根を直すようなもの。今、まだ人がいるうちに、人がいなくても回る形へ少しずつ寄せていく。毎月1つ、何かを自動化する。毎月1つ、何かを明文化する。その積み重ねが、10年後の会社の体力になります。

ITを活用して、どんどんやっていきましょう。「うちの場合、何から密度を上げればいい?」——その最初の棚卸しから、お手伝いします(≧∀≦)

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