
アウトドアブランドのパタゴニアが、食品を作っているのをご存知でしたか? 僕は最近知って、黒板に書いてしまうくらい驚きました。パタゴニア プロビジョンズという食品事業で、持続可能な方法で獲った魚介類や、土壌を育てる穀物などを扱っています。Forbes JAPANの記事によると、アメリカでは約10年前から、日本でも2016年から展開しているそうで——つまり僕が知らなかっただけで、けっこうなベテラン事業でした(゚∀゚)
ちなみに今日の写真、よく見ると帽子もパタゴニアです。愛用者なのに食品は知らなかった。今度買ってみます。
服の会社が食品を売って、なぜ違和感がないのか
面白いのはここからです。服と食品、商品としては全然違うのに、「パタゴニアが食品を作る」と聞いて変な感じがしない。それは、商品は変わっても「選ばれる理由」が変わっていないからだと思います。
パタゴニアは「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」を理念に掲げる会社です(WWD JAPANの記事に詳しいです)。環境のことを本気で考えた服を買っていた人にとって、環境のことを本気で考えた食品は、むしろ自然な「次の買い物」なんですね。創業者は食品事業をアパレルを上回る規模に育てたいと語っているそうで、本気度も伝わってきます。
2本目の事業は「自社が信頼されている理由」が載るものを
実は昨日、分散収入の話を書いたばかりなのですが、パタゴニアはその最高のお手本です。2本目の柱を選ぶ基準は、儲かりそうかどうかの前に、「自社が選ばれている理由が、そのまま載るか」。
- 納期とていねいさで信頼される製造業なら——その信頼は保守・メンテナンス事業に載ります
- 「あの店の目利きは確かだ」と言われる小売店なら——その目利きは別ジャンルの商品にも載ります
- 地域で顔が利く会社なら——その顔は地域の新サービスに載ります
そして、2本目の商品を最初に届ける相手は、新規のお客様ではなく、すでにあなたを信頼してくれている既存のお客様です。だからこそ、お客様の情報がきちんと蓄積されている会社は、新しい挑戦の初速がまるで違います。信頼とお客様台帳——この2つが、2本目の柱の土台です。
あなたの会社が選ばれている理由は、何でしょう。その理由が載る「次の商品」、きっとあるはずです。思いついたアイデアをITで形にするときは、僕たちアントロワにご相談ください(≧∀≦)