分散投資は大事。会社には「分散収入」も大事——売上の柱がひとつしかない怖さの話

投資の世界には「卵をひとつのカゴに盛るな」という有名な格言があります。カゴを落としたら全部割れるから、分けて持ちましょう、という話。資産運用をしている方なら、分散投資の大切さは耳にタコができるほど聞いているはずです。

でも、ふと思うんです。自分の資産では「分散」を気にする経営者が、会社の売上では、意外とひとつのカゴに全部盛っている——そんなケース、多くないでしょうか。黒板に書いたのはそういう話です。分散投資は大事。そして、分散収入も大事。

「収入源がひとつ」は、思っているより身近にある

収入源がひとつ、と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、形を変えてよくあります。

  • 1社依存——売上の7割が特定の取引先。先方の方針転換ひとつで、会社の数字が決まってしまう
  • 1商品依存——看板商品が強いのは素晴らしいこと。でも市場や流行が動いたときの逃げ場がない
  • 1チャネル依存——集客がポータルサイト頼み、販売がモール頼み。手数料や規約の変更が、そのまま経営の変更になる

どれも、うまくいっている間は何の問題もありません。怖いのは、カゴを落としたときに代わりがないことです。

2本目の柱は、ゼロからではなく「今ある資産」から生える

じゃあ新規事業だ!と意気込む必要はなくて、2本目の収入の柱は、たいてい今ある資産の横展開から生えてきます。

  • 社内で作った仕組みを、外に売る——自社用に作った業務システムが便利なら、同業他社も欲しがります。OEM提供という形なら、自社ブランドを立ち上げなくても始められます
  • ノウハウを「教える側」の商品にする——長年の技術や段取りは、講習・顧問・サポートという別の売り物になります
  • 既存のお客様の、別の困りごとを解決する——新しいお客様を探すより、信頼済みのお客様に2つ目の価値を届ける方が、ずっと近道です

実は僕たちアントロワも、これを実践している真っ最中です。受託のシステム開発を軸にしながら、自社サービスを育て、こうしてブログも毎日書いている。ひとつの柱が細る月があっても、会社全体では前に進める形を、少しずつ作っています。

そして、新しい収入源を小さく試すのに、ITはとても相性がいいんです。Webシステムなら小さく作って反応を見られるし、ダメなら小さく畳める。大きな投資をする前に「売れるかどうか」を確かめられるのが、今の時代のありがたいところです。

新しい収入源のアイデア、頭の中にありませんか? そこにITの力が必要になったら、僕たちアントロワにご相談ください。アイデアを「小さく試せる形」にするところから、一緒にやりましょう(≧∀≦)

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