「気になっているマッチングアプリがあるんです」と言うと、出会い系と思われるかもしれませんが、安心してください。マッチングする相手は、人ではなく温泉です。

その名も「おんピタ」。いまの体調や目的に合わせて、泉質や効能のデータからぴったりの温泉を提案してくれる、温泉健康管理アプリです。簡単な質問に答える泉質診断があって、入湯の前後を記録して効果を測る機能まである。温泉を「なんとなく気持ちいい場所」から「データで選ぶセルフケア」に変える発想で、温泉好きとしてはたまりません。いつからか、旅の目的がすっかり温泉になった僕には刺さりまくりです(≧∀≦)
「マッチング」は、人と人だけのものじゃない
IT屋として面白いのは、「マッチング」という仕組みの応用範囲の広さです。マッチングの本質は「AとBの情報を構造化して、最適な組み合わせを見つける」こと。相手は人でなくてもいい。おんピタは「体調×泉質」でしたが、世の中には「症状×病院」「畑×食卓」「課題×補助金」——組み合わせに困っているものが無限にあります。
そしてもうひとつ上手いのが、入口が「診断」になっていることです。専門知識(泉質・効能)をそのまま見せられても、素人には選べません。質問に答えるだけの診断形式にした瞬間、専門データが誰でも使える道具に変わる。まちあそび人生ゲームが「ルール」で商店街の敷居を消したのと同じで、良いサービスは知識の敷居を仕組みで消しているんですよね。
御社の商売にも、実は「マッチングと診断にできる資産」が眠っていないでしょうか。長年の経験で培った「お客様のこういう悩みには、これ」という頭の中の対応表——あれを構造化すれば、立派なサービスの種です。今週のつながる畑市といい、「気になっている」ものからは毎回商売のヒントが出てきます。さて、まずは泉質診断をやって、週末の温泉を決めます(≧∀≦)