時速500kmの超電導リニアに乗れるチャンス。大学で超電導を研究していた身として、見逃せません

学生時代の僕に教えてあげたいニュースです。JR東海の「超電導リニア体験乗車」が、2026年10月27日〜30日に開催されます。山梨リニア実験線の約40kmを、時速500kmで走る本物のリニアに乗れるイベント。

なぜ学生時代の僕に教えたいかというと——実は僕、大学で超電導を研究していました

磁石が宙に浮く。あの実験は本当に楽しかった

超電導とは、ある物質をものすごく冷やすと電気抵抗(電気の流れにくさ)がゼロになる現象のことです。抵抗ゼロなので電気が減らずに流れ続け、強力な磁場を作れる。これを使うと磁石の上に物体がふわっと浮きます。研究室で液体窒素を注いで、小さな超電導体が磁石の上にピタッと浮いた瞬間の感動は、今でも覚えています。黒板にも書きましたが、あの実験は本当に楽しかった(≧∀≦)

ちなみに小さい頃の夢の延長で言えば、なりたい職業ランキングにITエンジニアが入る時代ですが、僕の場合は「実験が楽しい」の延長線上に今の仕事があります。手を動かして、仕組みを理解して、動いた瞬間に喜ぶ。研究もプログラミングも、根っこは同じです。

「浮く」から「時速500km」までの、気の遠くなる積み重ね

研究室で数センチ浮かせて喜んでいたあの現象が、40kmの実験線で人を乗せて時速500kmで走っている。ここに僕は、商売にも通じる大事なことを感じます。基礎の原理と、実用の間には、途方もない改善の積み重ねがあるということです。

ITも同じで、AIという「原理」が登場してから、それが中小企業の現場で当たり前に使える道具になるまでには、たくさんの工夫の積み重ねが要ります。僕たちがやっているのは、まさにその「実験線」の部分。中小企業のAI活用 はじめかたガイドにまとめた4ステップも、うちの会社という実験線で散々テストしてから書いたものです。

というわけで、元・超電導研究の学生としては、この体験乗車は見逃せません。「浮いてる場合じゃない」と言われない程度に、仕事も頑張ります(≧∀≦)

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