「システムを導入するなら、すべての業務を完璧に連携させたい」 「セキュリティ対策をやるなら、最新のものを一気に導入したい(でも予算がないからまた今度…)」
中小企業のIT化やDX推進において、経営者様が陥りがちなのがこの「完璧主義の罠」です。 「やるからには100点のものを作りたい」というお気持ちは非常に痛いほど分かります。しかし、完璧なタイミングや予算が揃うのを待って「今は何もしない(0点の状態)」でいることは、会社にとって非常に大きなリスクを抱え続けることになります。
完璧じゃなくても、やっておいたおかげで耐えられた

今日の黒板には、危機管理やシステムのあり方を考える上で非常に教訓になるエピソードを書かせていただきました。
「熊本城の宇土櫓 昭和の修理が役立った!!」
熊本城にある国指定重要文化財「宇土櫓」。大地震の際、他の多くの建物が被害を受ける中、この宇土櫓は奇跡的に倒壊を免れました。 後の調査で分かったのは、昭和時代に行われた修理が、決して「完璧な修理」ではなかったものの、「その時ちょっとでも手を入れて補強しておいたおかげで、想定外の震災に耐えることができた」ということでした。
企業のIT化も「ちょっとでもやっておく」が命綱になる
このエピソードは、企業のIT化やシステム管理においても全く同じことが言えます。
最初から何百万円もかけて「完璧なフルシステム」を作る必要はありません。 「とりあえず、手書きの顧客台帳をエクセルに入力しておく」 「個人のパソコンにしかないデータを、クラウド(インターネット上)にバックアップしておく」 「日々の報告をLINEで共有できるようにしておく」
こうした「60点でもいいから、ちょっとでもIT化(対策)しておくこと」が、いざという時のトラブル(パソコンの突然の故障、ベテラン社員の急な退職、想定外の業務量の増加など)から会社を救う『命綱』になるのです。
【事例】「とりあえずクラウド化」が会社を救った!
ここで、弊社(株式会社アントロワ)のサポートで「とりあえずの小さな対策」をしておいたおかげで、絶体絶命の危機を乗り越えた企業様の事例をご紹介します。
【建設業 O社様の事例:とりあえずのクラウドバックアップ】
- Before(導入前の課題): 長年、事務所の古いパソコン1台に図面や過去の見積もりデータをすべて保存していました。社長は「いつかきちんとしたシステムを入れなきゃ」と思いつつも、完璧なシステムを考える時間がなく後回しにしていました。
- After(アントロワの解決策): 本格的なシステム開発の前に、「まずはデータが消えるリスクだけ回避しましょう」と提案。既存のデータを「安全なクラウド環境へ自動保存する仕組み(ちょっとした対策)」だけを、低予算・短期間でサクッと導入しました。
- 結果(得られた効果): そのわずか半年後、なんと事務所のパソコンが突然ショートして完全に壊れてしまいました!もし対策していなければ全データ消失で会社が傾くところでしたが、「ちょっとクラウド化しておいた」おかげでデータは完全に無事。新しいパソコンを買ってくるだけで、その日のうちに業務を再開できました。
完璧を求めず、まずは「小さな一歩」を踏み出しましょう
「いつか完璧なIT化を…」と先延ばしにしている間に、もしものトラブルが起きてしまっては手遅れです。
「ウチの会社で、今すぐできる『ちょっとしたIT対策』って何だろう?」 「お金をかけずに、まずは最低限のシステム化から始めたい」
そんな経営者様は、ぜひ中小企業専門のITパートナーである株式会社アントロワにご相談ください。 御社の状況に合わせて、「今はここだけやっておけば大丈夫!」という、無理のないスモールスタート(ちょっとした対策)をプロの視点でご提案いたします。