
AIで作ったプログラムが動かない原因の大半は、①実行環境の違い ②エラーメッセージの読み飛ばし ③要件の伝え漏れ——の3つです。この記事では、自分で確認できるチェックリストと、プロに引き継ぐ場合の手順・費用感をまとめました。
「9割できたのに、最後の1割が埋まらない」。そのもどかしさ、よく分かります。作りかけのコードは無駄になりません。
まず自分で確認する5つのチェック
- エラーメッセージを全文コピーしてAIに貼る——要約せず全文貼るのがコツです。「このエラーの原因と直し方を教えて」で解決することが意外と多い
- 実行環境を伝え直す——OS(Windows/Mac)、ソフトのバージョンをAIに伝えていますか? AIは別環境向けのコードを書いていることがあります
- 「動くはずの最小構成」に戻す——機能を足す前の、最後に動いていた状態まで戻ってから1つずつ足し直す
- 新しい会話でやり直す——長い会話ではAIが以前の指示を忘れます。動くコード+やりたいことを新規会話に貼り直すと直ることがあります
- 別のAIに見せる——ChatGPTで詰まったらClaudeやGeminiに同じコードを見せる。別モデルは別の間違いに気づきます
それでもダメなら:直せないのは恥ではありません
AIはあっという間にコードを書いてくれますが、一発で完璧に動くとは限りません。そして、エラーの解決・思い通りでない挙動の修正・機能追加は、実は「ゼロから作る」より専門知識が要る作業です。プログラミング未経験で詰まるのは当然のことです。
プロに引き継ぐ時に用意する3点セット
- コード一式(動かないままでOK。AIとの会話履歴のリンクがあればなお良い)
- やりたかったことのメモ(箇条書きで十分:「毎朝、売上CSVを集計してメールで送りたい」など)
- エラー画面のスクリーンショット
この3点があれば、見積もりまでは早ければ当日中に出せます。
修正費用の目安
| 状況 | 費用の目安 |
|---|---|
| エラー修正のみ(小規模ツール) | 数万円〜 |
| 修正+実用レベルへの仕上げ | 10万円〜 |
| 土台を活かした本格システム化 | 数十万円〜(補助金対象になることも) |
ゼロから外注するより、AIで作った土台がある分だけ要件が明確で、結果的に安く・早く仕上がるケースが多いです。
よくある質問
AIで作ったコードを見せるのは、プロに失礼では…?
全くそんなことはありません。AIを活用して業務改善しようとするその姿勢を、僕たちは全力で応援したいと思っています。
セキュリティ面が不安です
実は良い視点です。AI製のコードはパスワードの扱いなどが甘いことがあり、業務利用の前にプロの目でチェックする価値があります。修正のついでに診断も可能です。
まとめ
AIで作ったプログラムが動かない時は、まず5つのチェック(エラー全文をAIへ/環境を伝える/最小構成に戻す/新規会話/別AI)。それでも詰まったら、コード・やりたいことメモ・エラー画面の3点セットでプロに引き継げます。
アントロワでは「AIが書いたコードの修正・仕上げ」を喜んでお引き受けしています。諦めてゴミ箱に捨てる前に、ぜひ一度コードを見せてください。
※AI活用の全体像は中小企業のAI活用 はじめかたガイドにまとめています。