中小企業省力化投資補助金(一般型)は、自社専用のシステム開発(オーダーメイド開発)にも使える補助金です。補助率は1/2〜2/3、補助上限は従業員数に応じて設定され、最大1億円。そして第8回公募が2026年8月18日に開始されます(10月中旬締切予定)。
この記事では、システム開発に使う場合の対象・金額・申請の流れを解説します。最新の正確な条件は必ず公式サイト(一般型)の公募要領でご確認ください。
制度の概要(一般型)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 人手不足解消につながる省力化投資(設備・システム)の支援 |
| 補助率 | 1/2〜2/3 |
| 補助上限 | 従業員数に応じて設定(例:21〜50人で3,000万円、51〜100人で5,000万円、最大1億円) |
| 対象経費 | 機械装置・システム構築費など(オーダーメイドのシステム開発を含む) |
| 直近の公募 | 第8回:2026年8月18日〜10月中旬(予定) |
「カタログ型」と「一般型」の違い
この補助金には2種類あります。カタログ注文型は、あらかじめ登録された既製品(券売機・清掃ロボットなど)をカタログから選ぶ方式。一般型は、自社の業務に合わせたオーダーメイドの設備・システムに使える方式です。
「ウチの業務は特殊で、既製品が合わない」という会社こそ一般型の出番です。エクセル依存の業務を自社専用Webシステムに置き換える、紙の帳票をスマホ入力に変える——こうした開発が対象になり得ます。
対象になる開発・ならない開発
- 対象になりやすい:人手作業を減らす目的が明確なシステム(受発注の自動化、在庫管理、帳票のデジタル化など)。「何時間の作業がどれだけ減るか」を数字で示せるもの
- 対象になりにくい:省力化効果を説明できないもの(単なるホームページ制作など)
審査のポイントは「省力化の効果を定量的に示せるか」。ここは開発会社と一緒に設計する部分です。
申請から入金までの流れ
- 公募要領の確認と計画づくり(何の作業を・どれだけ減らすか)
- 電子申請(GビズIDが必要。未取得なら先に取得を——発行に時間がかかります)
- 採択・交付決定(このあとに契約・発注。交付決定前の発注は補助対象外です)
- 開発・導入・支払い
- 実績報告→補助金の入金(後払いです。立て替え資金の計画も忘れずに)
よくある質問
小さな会社でも使えますか?
従業員数の少ない区分にも上限額が設定されており、小規模な会社でも利用できます。自社の区分の上限額は公式の公募要領でご確認ください。
申請は自分でできますか?
可能ですが、事業計画書の作成に相応の工数がかかります。システム開発を伴う場合は、開発会社と一緒に「省力化効果の数字」を組み立てるのが採択への近道です。
まとめ

省力化投資補助金(一般型)は、オーダーメイドのシステム開発費用の1/2〜2/3を補助してくれる、中小企業のIT投資では今いちばん使い勝手の良い制度です。第8回公募は8月18日開始——検討中の方は今すぐ準備を始めてください。
アントロワでは、補助金を前提としたシステム開発の計画づくり(省力化効果の設計)からお手伝いしています。「ウチのあの業務、対象になる?」というご相談からどうぞ。