人手不足をITで補う場合に使える国の補助金は、主に3つ——①デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)②中小企業省力化投資補助金 ③業務改善助成金です。
「求人を出しても来ない」なら、来ない人を待つより「人がやらなくていい仕事を減らす」方が早い。この記事では、その投資に使える制度を「何がしたいか」から逆引きできるように整理しました。

逆引き早見表:やりたいこと別・使える補助金
| やりたいこと | 使う制度 | 補助の目安 |
|---|---|---|
| 会計・勤怠などのSaaSを導入したい | デジタル化・AI導入補助金 | 通常枠 上限450万円・補助率1/2 |
| 自社専用のシステムを開発したい | 省力化投資補助金(一般型) | 補助率1/2〜2/3・最大1億円 |
| 既製の省力化機器(券売機・ロボット等)を入れたい | 省力化投資補助金(カタログ型) | カタログ掲載製品から選択 |
| 賃上げとセットで設備投資したい | 業務改善助成金 | 賃上げ額に応じて上限設定 |
① デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)
2026年度から「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。会計・受発注・勤怠などのITツール(SaaS)導入の定番制度です。2026年度は予算が約2割増え、クラウド利用料の補助対象が最大2年分に延長。申請締切は年に複数回設定されます(2026年は3月末から受付開始、以降複数次締切)。詳細は公式サイトへ。
② 中小企業省力化投資補助金
「既製品を選ぶカタログ型」と「オーダーメイドOKの一般型」の2本立て。自社の業務に合わせたシステム開発なら一般型です。詳しくは省力化投資補助金の解説記事にまとめました。
③ 業務改善助成金
事業場内の最低賃金を引き上げるのとセットで、生産性向上のための設備投資(システム含む)を支援する厚労省の制度です。賃上げを予定している会社なら選択肢に入ります。一宮市内の会社なら、一宮市賃上げ促進支援金との併用も検討を。
補助金を使う時の共通注意点
- 交付決定前の発注は対象外——「先に買ってから申請」はできません
- 後払い——入金は事業完了後。立て替え資金の計画が必要です
- GビズIDが必要——電子申請用のIDは発行に時間がかかるため先に取得を
- 目的が先、補助金が後——「補助金があるから何か買う」は失敗のもと。減らしたい作業を決めてから、合う制度を選んでください
まとめ
人手不足対策の補助金は「SaaS導入ならデジタル化・AI導入補助金、オーダーメイド開発なら省力化投資補助金、賃上げとセットなら業務改善助成金」。まず「どの作業を減らしたいか」を決めるのが最初の一歩です。
アントロワでは「この業務を減らしたい」というご相談から、使える補助金の選定・省力化効果の設計・システム開発までを一気通貫でお手伝いしています。24時間文句を言わず働く「デジタル社員」、御社にも1人どうですか?