AIを同時に何体も働かせて分かった。次に詰まるのは「人の判断」です

最近のAIは、1人に1体ではありません。調べ物をするAI、文章を書くAI、資料を作るAI——複数のAIを同時に走らせる働き方が、もう現実になっています。僕も毎日やっていて、これが速いのなんの。

ただ、実際にやり込んでみて気づいたことがあります。今日の黒板に書いたとおり、AIの同時稼働もいいけど、人の判断が追いつかないんです。

AIが速くなるほど、人間が渋滞する

AIが3体同時に仕事を終えると、こちらには「確認待ち」が3件たまります。それぞれの中身をチェックして、OKや修正を出すのは人間の仕事。AIの作業時間がどれだけ短くなっても、人の判断の時間は短くならないので、ボトルネック(詰まる場所)が機械から人間に引っ越してくるわけです。工場の生産ラインで、1つの工程だけ速くしても全体は速くならないのと同じ理屈ですね。

仕分けのコツ:「判断が要るか」で分ける

じゃあどうするか。僕の結論はシンプルで、「人の判断が要るか」でタスクを2つに分けることです。

  • 判断が要らない仕事 → どんどん任せて、どんどん並列に。失敗してもすぐやり直せる作業、形式が決まっている作業、社内向けの下書きなど。ここはAIの独壇場です
  • 判断が要る仕事 → ほどほどの数に絞る。お客様に出すもの、お金や契約に関わるもの、数字や固有名詞が含まれるもの。ここは人の確認が品質の生命線なので、自分がちゃんと見られる量しか流さない

先週書いた機械にできる仕事は機械にの続きで言えば、AI時代の人の仕事は「確認と判断」に凝縮されていきます。だからこそ、判断のいらないものまで律儀に全部見てしまうと、そこで全体が止まる。任せ切る勇気と、見るべきものを見る集中。この配分が、AI活用のうまい会社と疲れる会社の分かれ目だと感じています。

「うちの業務だと、どれが任せ切れる仕事?」——その仕分けのお手伝いこそ、いま募集中のAI環境構築のテストメンバー(先着6名)でやっていることです。AIは働き者です。人間は、いい親方になりましょう(≧∀≦)

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